これからビルベルギアの栽培について話しますが、はじめに断っておきたい事があります。私はあくまでも初心者の愛好家として、育てた感想を話しています。厳密な検証の結果に基づいている訳ではありません。私は室内でビルベルギアを育てていますが、ご自身の栽培環境と比べて何かしらの参考になればと思っています。
室内栽培の問題点
ビルベルギアを育てる上で大事なことはいくつかありますが、最近私は風通しが良いことが最も重要なのではないかと感じています。
しかし、風が直接的に株の姿や色に影響を与えると考えているわけではありません。株が色付いたり瑞々しく育つには、十分な明るさと沢山水をやる事が必要だと思っています。では風が何故一番重要だとなのでしょうか。その理由は風が葉の温度を下げ、蒸れる事を防ぐからです。風通しが良いと葉が焼けるのを防ぎ、沢山水をあげても腐る事はありません。
まわりくどく書きましたが、現時点で感じているのは「風通しが良いと、沢山の光と水をあげることができる」ということです。
まわりくどく書きましたが、現時点で感じているのは「風通しが良いと、沢山の光と水をあげることができる」ということです。
葉焼け。葉の温度が上がり葉焼けしやすい状態だったと思われる。 |
サーキュレターで風を送っていたつもりだったが、うまくいってい なかったのかもしれない。これ以降サーキュレーターを首振り式の 扇風機に変えて見ました。 |
室内栽培におけるLED補助光の効果
私の所有しているビルベルギアの少なくとも6割は完全に室内栽培です。南向きの室内栽培では日照時間が長くなるはずの夏至を中心に、南中高度が高くなり室内に日が入りにくくなります。その為夏場は補助光が必須になってきます。
下の写真を見てください。8月3日15:12分、太陽はもうすぐ真西になります。台風が日本列島の南方に発生しており、少し大気の状態が不安定な曇りの日です。この日の屋外とLED補助光のある室内の明るさを比べてみます。ちなみに、計測機器はアマゾンで買った安物の機器なので、絶対的数値は参考にならないので、あくまでも3カ所の比較としてご覧ください。
写真1 |
(写真1)まずこちらは東側の窓辺。マンションの構造上で白い乳白色のプラスティックボードに囲まれています。うちはマンションの5階なので周囲に遮るものは全くありません。
写真2 |
写真3 |
(写真3)最後に室内です。南向きの窓からは自然光、その反対または上部からLEDライトで補助しています。ただ私が使用しているLEDライトは円形に照らしますが、外側に向かって光の強度が弱まります。一つでは全体を均一に照らすことは難しいので、わたしは9灯使用しています。しかし、9灯使用しても均一に照らすことは難しくムラはあります。仮にLEDの光のムラを10段階に分けて、一番明るい場所を10とすると、写真の計測場所は3程度の明るさです。
比較すると、曇りの状況下では室内の補助光を使った方が明るいということになります。これは補助光を用いた室内環境では、日照条件の悪い曇りの日でも安定的に日照を得ることができていると予想されます。少なく見積もっても 植物用のLEDを使うことによって無駄な徒長や酷い退色を防ぐことはできます。
参考までに室内栽培の株をいくつか紹介します。
Hohenbergia utriculosa ホヘンベルギア ウトリキュローサ |
Hohenbergia Leme #2203 |
Hohenbergia sp. Sandra's Mountain ホヘンベルギア サンドラズマウンテン |
Hohenbergia edmundoi Clonotype Leme ホヘンベルギア エドムンドイ |
Billbergia Sanderiana ビルベルギア サンデリアナ |
Billberigia Kahakai ビルベルギア カハカイ |
Billbergia Kawana's Joy ビルベルギア カワナズ ジョイ |
Billbergia Domingos Martins ex kunzo nishihata |
Billbergia Kolan Express ビルベルギア コラン エクスプレス |
Billbergia Kawana's Flashy ビルベルギア カワナズ フラッシー |